価値の測り方
見積書と契約書は顧客に直接触れる接点であり、手作業がいちばん多く残る工程でもあります。顧客ごとに様式を持たせると、中規模の会社なら1か月以内に元が取れます。
必要なのは営業チームの人数と、書類1件にいま取られている時間だけです。件数も工数も金額もそこから導かれます — すべて書き換えられます。
あなたの規模から導かれる値
分量と工数
案件の金額
ミスの危険
導入費用
これは見積りであって約束ではありません。三つのうち「一番早く返して取れた案件」が最も柔らかい項目です。信じられなければ、その率を零にしてもう一度合計をご覧ください。
BtoB の商いでは、見積書と契約書が顧客に直接触れ、売上を生む接点です。 同時に、手作業がいちばん多く残る工程でもあります。取引先の種類ごとに — とりわけ大手グループや 外資系企業は — 自分たちの印刷基準、違約条項、列の構成、支払情報を持っているからです。
顧客ごとに様式を割り当てるのは、画面のちょっとした手直しに見えます。 この記事はそれを数字にします。答えは意外なものです。中規模の会社なら、1か月以内に元が取れます。
既定の様式が一つしかないとき、費用は三つ現れます。そして目に見えるのは最初の一つだけです。
新しいボタンではありません。様式を 操作 から 顧客の属性 へ移すことです。
これは前の記事が積み上がるシステムと呼んだ形そのものです。 独自の基準を持つ顧客がもう一社増えることは、データが一行増えることであって、 ソースコードを直すことではありません。
三つのうち最も堅い項目です。測れる時間だけに立っているからです。10件ストップウォッチで測れば基準値になります。
買い手がまだ複数社を比べている最初の15分のうちに見積を出せることは、本物の優位です。 ただし三つのうち 最も柔らかい 項目です。速さで取れた案件と値段で取れた案件を切り分けるのは 本当に難しいからです。試算の既定値は 0.1% の上昇幅です。測ったことがなければ零にして、 もう一度合計を読んでください。残る額はそれでも大きいはずです。
めったに起きず、起きると高くつきます。遅延違約条項を一つ間違える、古い口座番号を一つ残す。 それだけで、上で節約した時間の1年分が消えます。

下の表は出典の数字によるものです。試算は三つの列すべてを再現します。時間の行はぴたりと一致し、 合計は6%以内に収まります。B と C はもともと見積りだからです。
| 指標 | 小規模 | 中規模 | 大手・外資 |
|---|---|---|---|
| 営業の人数 | 5 | 15 | 40 |
| 月あたり書類数 | 100 | 450 | 1,600 |
| 取り戻した時間 | 4,200万 | 2.43億 | 12億 |
| 早く返して取れた案件 | 450万 | 6,000万 | 4.5億 |
| 避けられた紛争 | 500万 | 3,000万 | 1.5億 |
| 導入費用 | 1,500万 | 2,500万 | 4,500万 |
| 回収までの期間 | 約3.5か月 | 約27日 | 10日未満 |
人数のてこ。 営業が15人を超えるあたりから、手作業の体裁直しはすでに常勤1人分に等しくなります。 会社は、書類の体裁を直すことだけが仕事である給料を払っているのです。 その金額が一人分に乗らず、全員の給与明細に薄く散らばっているだけの話です。
技術的な危険がほぼ無い。 元帳にも在庫にも承認の流れにも触れません。 失敗しても失敗するのは印刷物の上で、印刷物は数分で直ります。
難しい部分のための信用を買える。 営業チームは誰よりも ERP に抵抗します。 変更のほとんどが、入力を減らすのではなく増やすからです。これは最初の1週間で効果を体感できる、 数少ない改善の一つです。何か月も経ってからしか効いてこないモジュールのために、 辛抱を買っておけるのはこういう改善です。
最初にやるべき改善は、いちばん大きいものではありません。 いちばん早く自分の値打ちを証明できるものです。残り全部が必要とする辛抱を買うのは、それだからです。
ここの数字は三つの会社規模を例示したもので、どの顧客のシステムから取ったものでもありません。 どこかで引用する前に、上の試算でご自身の数字に置き換えてください。
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